リンクゲートアドバイザーズ(中央区)、サンフロンティア不動産(千代田区)、オフィスバスターズ(千代田区)、コマニー(石川県小松市)の4社は、「E+E Office」(イープラスイーオフィス)プロジェクトを共同で始動。第1号案件として秋葉原に賃貸オフィス物件をリリースした。
同プロジェクトは、テナント募集中のビルに中古オフィス家具やパーテーションをあらかじめ設置し、モデルオフィスのようにして募集しテナントに貸し出すサービス。「物件のリプランニング」「内装什器設備のリユース・リサイクル」「オフィス居抜き流通市場の活用」など、4社の強みを生かすほか、6項目の環境配慮によりオフィス入居者のコストを圧縮、入居・退去時のコストを軽減するのが特徴。
4社は8月、岩本町に「環境・コスト削減」をテーマにした賃貸オフィス「秋葉原クロスゲート」を開設。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造、地下1階・地上9階建て。24時間セキュリティーシステム付きで光ファイバー引き込み済み。
取り組みについてリンクゲートアドバイザーズは「景気後退の中、各企業で経費削減が緊急の課題となる一方、地球環境問題への関心はこれまで以上に高まってきている。こうしたことを背景に、環境配慮型経営を推進する4社合同で、『オフィス』という観点から、単なるコスト削減だけではなく省エネ化や環境配慮も可能とする本プロジェクトを始動した」と話す。