凸版印刷(千代田区神田和泉町)は2月15日、新会社を設立することを発表した。
今回同社はITソリューション事業の拡大を目指し、同社のIT関連部門と、トッパン・マルチソフト(台東区、以下 TMS)、トッパン・エヌエスダブリュ(文京区、以下 トッパンNSW)を統合。新会社トッパンシステムソリューションズを設立し、4月1日からスタートする。これに先立ち12日、日本システムウエア(渋谷区、以下 日本システムウエア)との間で、トッパンNSWの合弁契約を解消し、日本システムウエアが保有するトッパンNSWの全株式を凸版印刷が取得、完全子会社化した。
同社は、新会社設立背景について「顧客の事業活動におけるITの重要性の高まりに伴い、システム開発やインフラ運用におけるニーズが高度化、多様化している」と説明。新会社では、これらIT関連の主な部門とグループ会社の人財を集約し、ニーズの変化への対応力強化を図るほか、ワンストップで効果・効率の高いITソリューションの提供を目指す。
新会社では、ネットプロモーションをはじめとするネットワーク、インターネットシステムの開発・運用や、セキュリティ基盤、プリプレス技術を活用した印刷物制作関連業務の合理化システム、企業内ドキュメントの電子化・管理システムの開発、インターネットデータセンター「トピカ」の運営、業務システムの開発・運用などを行っていくという。