秋葉原駅東側広場に10月16日、有料トイレ「秋葉原駅東側広場内公衆トイレ」がオープンした。
同施設は東京都千代田区が「誰でも快適に利用できる安全で明るく清潔なトイレ」の整備モデルとして建設したもので、総工費9,000万円をかけ約160平方メートルの土地に有料トイレや情報コーナー、喫煙コーナーを設けるほか係員が常駐し「質の高いサービス」を目標に掲げ開設した。
区は同施設の愛称を公募し約350件の応募から審査を行い「街のオアシスになるよう、情報発信地のイメージである『@akiba』を添えてみた」という命名者のイメージに区が賛同したという理由から愛称は「オアシス@akiba」に決定した。
同施設の特徴である有料トイレは入り口に自動ドアが設置され、100円の利用料を硬貨またはSuicaの電子マネーで支払い利用する仕組み。内部の便器はシャワートイレを使用し蓋が自動開閉するほか、手すりの設置、自動洗浄なども行う。情報コーナーではタッチパネル式モニターと小冊子で秋葉原来訪者へタウン情報も提供する。また、路上喫煙防止を狙い日本たばこ産業(港区)の協力により飲料自動販売機を設置した喫煙室も併設する。
千代田区は同施設の利用者数を1日100人と設定し、年間365万円の収益を見込んでおり、そのほかの運営資金は協賛企業などで賄っていくという。