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秋葉原に女性が握る「なでしこ寿司」-出店から1カ月、話題広がる

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 秋葉原に女性が握る江戸前ずし「なでしこ寿司」(千代田区外神田3)がオープンして1カ月が過ぎ、話題を集めている。運営はプロフィティ(神奈川県)。

なでしこ寿司店内

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 同店は、トレーニングを受けた10代後半~20代前半の女性が握る「日本で初」(同店)のすし店として10月1日、オープン。20坪の和を基調にした店内にカウンター席17席を設け、外国人や、平日はビジネスマン、休日は秋葉原に遊びに来た若者などをターゲットに展開している。仕込みは「アークヒルズクラブ」ですし部門を担当していた職人が担う。店のレイアウトや施工業者、調理具の選定などについては、「銀座 久兵衛」出身で、現在は赤坂ですし店を営む職人が監修した。

 メニューは、四季折々の素材を使ったにぎり10貫とデコ巻き、卵、茶碗蒸し、野菜スープ、フルーツ盛り合わせをセットにした「おまかせセット」(3,000円)をメーンに提供。オプションでにぎり(単品)や焦がしチーズなどのトッピングも用意する。ドリンクは、ソフトドリンクほかビール、焼酎、梅酒、ワイン、ハイボールなど。客単価は約4,000円。

 握り手に女性を選んだ経緯について、店長は「本来、すし店は対面接客がメーン。そのスタイルを考えると、女性の方がもてなしの心や細やかな気遣い、接客ができると考え女性を握り手にした」と話す。「会社の別事業で人材派遣をやっているが、現在女性の雇用が少なくなってきている。女性の雇用を増やしたいと思ったのもきっかけの一つ」とも。

 オープン以来の反応については、「仕事帰りのビジネスマンのほか、芸能人や映画監督などの姿もある。『女性と話しながら食事をとれる、これまでのすし店にはないシステム』などの声をもらっている」と話す。また、「握りのご指摘やアドバイスなどもいただいた。現在は平日昼の営業をやめ、スタッフの握りトレーニングや包丁の使い方などの研修に当て技術の向上に努めている」という。「お客さまの中にはガールズバーと勘違いされる方も多い」とも。

 今後については、「旅行会社と提携し、開催している外国人向けデコ巻き教室を訴求していきたい」とするほか、「女性客が少ないので、カロリー控えめの野菜ずしやケーキずしなどを開発し、ファストフード感覚で来られるような2号店を秋葉原に作ることができれば」と意欲をみせる。

 営業時間は17時~22時(土曜・日曜・祝日は11時から)。

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