パソコンショップ「ドスパラ」を運営するサードウェーブ(千代田区外神田2)は11月29日、「T・ZONEストラテジィ」(外神田3)が所有するパソコン関連製品販売事業に関する資産を譲受することを発表した。
T・ZONEストラテジィは、秋葉原でパソコンパーツショップ「T・ZONE」を運営する企業で、現在の店舗で1999年10月から営業を展開。秋葉原の同業他社との競争が激化する中、「独自の品ぞろえ」で現在まで営業を継続してきた。
しかし、「多岐・豊富な品ぞろえを維持するためには一定の売り場面積の確保が必要であること」「1店舗体制であることから大量仕入れによる仕入れ値引きのメリットを享受することができないこと」などから営業利益が伸び悩んだ。今年3月期には営業損失4,800万円の赤字に転落。親会社であるMAGねっとホールディングスが事業見直しを行った中で、事業廃止が決定したという。
これに伴い、現在T・ZONEストラテジィが保有しているパソコン関連製品販売事業に関する資産をサードウェーブが譲受することになった。
サードウェーブは2011年以降、「T・ZONE」店舗跡に「ドスパラPCパーツ館(仮称)」を開店する予定だという。