東京アニメセンター（秋葉原UDX4階）が1月10日、一時休館に入った。

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　2006年3月にオープンした同施設。イベントギャラリーや、声優によるラジオ番組の収録、本格機材を用いたアフレコ体験などを展開してきたほか、限定土産品などを販売するショップも併設。アニメファンや業界関係者への情報発信常設拠点としての役割を果たしてきたが、昨年11月、突如一時休館することを発表し話題を集めた。

　最終営業日となる同日には、東京アニメセンターを盛り上げた人やイベントなどを表彰する「東京アニメセンターアワード」授賞式を開いた。受賞者は以下の通り。

ベストアイテム賞＝「エヴァンゲリオン」初号機ヒューマンスケールフィギュア（ガイナックス）
ベストパフォーマンス賞＝「新仮面ライダーSPIRITS」特大イラスト描画（村枝賢一先生・「月刊少年マガジン」編集部）
ベストイベント賞＝「リボルテックEXPO」（海洋堂）
ベストゲスト賞＝阿澄佳奈さん
ベストキャスト賞＝宮田幸季さん
ベストセールス賞＝「エヴァンゲリオン」パン缶（ガイナックス）
ベストグリーティング賞＝鳥取県観光大使ゲゲゲの鬼太郎（鳥取県）
ベストガイド協力賞＝NPO法人秋葉原観光推進協会
ベストコラボ賞＝「マクロス」超時空進宙式典スタンプラリー（ビックウエスト）
MAP（Most Anicen Person）＝羽多野渉さん

　授賞式終了後、同施設八木正男館長は「5年間、国内の方に加え、海外からの来場者も128万人を超え、本当に多くの方に支えられてきた。イベントなどを通して、アニメ業界の盛り上げの一翼も担えたと思う」と活動を振り返った。さらに、「日本初・アニメの情報発信基地というオープン当初の目的も果たし、国内外のファンに対して認知度の高い施設になれたと思う。またいつか、新しい東京アニメセンターでみなさんとお会いすることができれば」とあいさつした後、同施設スタッフをねぎらう拍手の中、イベントが閉幕。スタッフによる来場者見送りの後、施設のドアがクローズされ、5年間の歴史に幕を下ろした。

　今後、同施設は一時休館し、リニューアルを実施する。再開時期は未定で、ホームページなどで順次案内していくという。