神田明神（千代田区外神田2）は、神田祭の開催中止を発表した。

秋葉原歩行者天国、休止へ

　日本三大祭りの一つといわれる「神田祭」。大祭の年となる今年は、鳳輦（ほうれん）・神輿（みこし）行列が出発し、途中で加わる付祭を合わせて約300メートル、約2,000人の祭礼行列が神田・日本橋・大手･丸の内・秋葉原の約30キロの道のりを一日かけて巡行する「神幸祭」や、100基近い数の各氏子町会の神輿が神田明神を目指す「神輿宮入」などの斎行を予定していた。

　しかし、東日本大震災を受け中止を決定。会期中（5月12日～18日）中止が決定したのは、鳳輦・神輿遷座祭、氏子町会神輿神霊入れ、神幸祭、神輿宮入。

　明神能（16日）、例大祭（17日）、里神楽奉納（17日）、献茶式（18日）は斎行を予定している。