コンシューマー向けテクノロジー製品の開発などを手掛けるスコーシュ・インダストリーズ(本社=アメリカ)は8月31日、秋葉原で放射線カウンター「RDTX-PRO」の発表会を開いた。
同商品は、iPhoneまたはiPod touchに接続し、無料の専用アプリ「radTEST」をダウンロードして使用する高性能放射線カウンター。校正を必要とせず、ユーザーは60KeV以上のγ(ガンマ)放射線を、誤差+/-5%以内の精度で測定することができる。
測定値の表示モードは安全レベル(グリーン)、注意レベル(イエロー)、危険レベル(レッド)の3色で表示される簡易目盛付きディスプレーのほか、計測結果を詳細な数値で表示する上級者向けデジタルディスプレーから選ぶことが可能。フェイスブックやツイッター、グーグルマップと連動し、計測結果を共有できる機能も提供する。
さらに、iPhoneまたはiPod touch非接続時は単独で警報探知機としても機能。単3電池1本で、約96時間連続使用することができる。
ビデオレターで同社社長は「もともとはカー・オディオのアクセサリー製品からスタートした当社。創業当初の顧客の多くは、日本企業だった。今回、日本で震災が起き大変な状況であることを知った。これは創業時の恩に報いる時が来たと思い、この製品を開発したといっても過言ではない」とコメントしている。
価格は3万4,800円。9月上旬から同社の日本販売代理店を通じて全国で販売する。