Cerevo(千代田区外神田2)は3月12日、ハイパーインターネッツ(渋谷区)と共同でガジェットに特化したクラウドファンディングサービス「Cerevo DASH」を開設した。
「ガジェットを開発して販売するには、金型代や強度・温度試験の費用、最低生産数量など多数の制約があり、商品として世に出すためには多額の費用に加え、試作機の開発方法、量産体制の構築、販売手法の確立、サポート体制の構築などのノウハウも必要。個人や少人数チームでのガジェット開発・販売は二重の意味で難しいものだった」というCerevo。
同社は今回、これまで「CEREVO CAM」などの機器を開発・販売してきたノウハウと、クリエーターのアイデアを実現するために、その内容に共感した複数の個人(=パトロン)から必要な費用を少額ずつ集めることができる、ハイパーインターネッツ手掛けるインターネット上のクラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」の仕組みを使って、ガジェットクリエーターを支援するインターネット上のプラットフォーム「Cerevo DASH」を立ち上げた。
開発者は同サイトでガジェットのアイデアを公開、目標金額とプロジェクトの概要を決め、「そのガジェットが欲しい」という支援者を募集し、目標期間内に目標金額を達成するとプロジェクトが成立する仕組み。以降、Cerevoサポートの下、実際の製品開発がスタートする。一方、支援者は開発者があらかじめ設定したリターン(=試作品の先行体験、製品の割引販売、ノベルティグッズなど)を手に入れることができる。
プロジェクト登録は無料だが、プロジェクト成立時には手数料として集まった金額の20%(決済手数料含む)が発生する。