カカクコム(渋谷区)は9月13日、同社が運営する秋葉原の情報サイト「アキバ総研」を全面リニューアルした。
同サイトは、PCパーツ関連情報サイトとして2002年8月に開設。専任記者が実際に取材して得た秋葉原の情報を、ほぼ毎日更新・提供している。秋葉原が「パソコン・家電の街」から「アニメ・コミックの街」へと変遷を遂げたのに合わせて、アニメやホビー、コスプレなど新ジャンルを追加して拡大。今年で10周年を迎える。
今回、サイトを大幅リニューアル。従来の「秋葉原の街に密着した情報サイト」から「アキバ系カルチャー全般の情報&コミュニティーサイト」へと一新。「アニメ」「PCパーツ」「ホビー」「アキバ」「イベント情報」の5カテゴリへとサイト構成を見直し、デザインもリニューアルした。記事とコミュニティーの連携を強化することで、ユーザー利便性も高めた。
「アニメ」では過去10年間の国内アニメ作品の基本情報を掲載するほか、140文字までの短いクチコミ「ヒトコト」を、放映回ごとにリアルタイムで共有し合える。
「PCパーツ」では秋葉原のショップで見つけたPCパーツ製品の価格情報などを「ヒトコト」として投稿できるようになり、ユーザーだけでなく、価格.comの専任スタッフや、秋葉原を中心としたPCパーツショップも参加し、各ショップのタイムセールやキャンペーン情報も投稿される。
「ホビー」「アキバ」「イベント情報」ではゲームやフィギュアなどの新製品情報や、秋葉原の街で注目の新情報をカテゴリごとにニュース記事として掲載する。
合わせて、10周年記念特別ページも開設。同サイトの10年間の変遷と当時のニュース記事を紹介するのに加え、抽選で101人に、秋葉原で人気のPCパーツや注目のアニメ・コミック関連グッズなどを進呈する。
同社広報担当者は「開設当時はPCパーツや家電の街だった秋葉原が、数年でアニメやコミックなどホビー関連のショップが爆発的に増え、『趣都』として変貌を遂げていく様子を、当サイトの運営を通して追えたことが非常に印象深い。10年続けてこれたのも秋葉原の街とユーザーさんのお陰」と話しているほか、「これまでアキバという『街』を中心としたニュースサイトとして運営してきたが、これからは、ユーザー参加型の総合オタクカルチャーサイトとして脱皮していく。舞台がさらに広がるが、『アキバらしさ』を忘れずに情報提供に励みたいと思う」と今後に対しての意気込みを見せる。