NTT都市開発(千代田区)は1月25日、千代田区と大規模災害時における帰宅困難者の受け入れ等に係る連携・協力に関する基本協定を締結した。
同社の受け入れ指定予定施設は秋葉原UDX(千代田区外神田4)とアーバンネット神田ビル(内神田3)。
同施設では大規模災害時、帰宅困難者に対する一時受け入れ場所や備蓄飲料水、食料休憩場所、トイレの提供のほか、駅周辺などからの帰宅困難者の誘導を行う。
東京都による被害想定では、首都直下型地震が発生した場合、千代田区では最大震度6強・50万人の帰宅困難者が発生すると予測。東日本大震災時には区内でも多くの帰宅困難者が発生した。そこで千代田区は、大規模災害発生時の区民や帰宅困難者等の被災者一時受け入れ施設などの確保と応急災害対策を迅速に行うため、これまでに区内8大学9事業所計17団体と帰宅困難者等被災者一時受け入れ協定を締結してきた。これらの施設を全て合わせた最大受け入れ可能人数は1万2000人程度。
今回、同社を含む区内13事業者との同協定締結により、最大受け入れ可能人数はさらに2500人程度増える見込み。