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千代田区文化財に神田明神「紙本着色神田明神祭礼 図巻」-江戸後期の祭礼風俗伝える

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 千代田区は4月5日、千代田区文化財に神田明神(千代田区外神田2)が所有する「紙本着色神田明神祭礼 図巻(しほんちゃくしょくかんだみょうじんさいれいずまき)」などを指定した。

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 「紙本着色神田明神祭礼 図巻」は、江戸時代後期に行われた神田明神祭礼の行列の様子を町人の側からの目線で絵画化し記録したもの。全3巻から成り、全長は約50メートル。

 昨年度の文化財指定候補物件となっていたが、対象物件が長期貸し出しされていたため十分な調査が行われず、継続調査の対象となっていたという。

 神田祭開催年である今年、当時の祭礼風俗を伝える貴重な画証資料として有形文化財絵画に指定。4月27日~5月19日にはアーツ千代田3331(外神田6)で図巻の複製を展示する予定だ。

 千代田区では、区内にある文化財の中でも特に重要と考える物件を国(文化庁)・東京都教育委員会・千代田区教育委員会で、指定・選定・登録という方法で保護してきている。今回新たに、同図巻と「栖岸院跡出土資料」を文化財指定したことにより、千代田区指定文化財は計68件となる。

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