男の娘カフェ&バーなどを展開する「NEWTYPE」(ニュータイプ、千代田区外神田3)が4月、「男のメーク講座」を開講した。
同講座では、男性特有の肌環境に合わせたメークの技法や肌環境を改善していくコツを、基礎から順を追って学んでいくことができるのが特徴。講師はプロの女性メーキャップアーティストが務める。
講座は、初心者向けに道具や化粧品の種類、メークの基本的なテクニックを説明する「基礎メークレッスン『初めてメークをする方』」コース、男性特有の肌質やヒゲ跡をカバーし自然で滑らかな肌をつくるためのベースメークの方法を教える「基礎メークレッスン『ベース(基礎肌)メーク』」コースなど。
はやりの眉毛の作り方や自分で眉を整える方法を教える「ポイントメーク(眉)レッスン」コース、「アイメークレッスン『アイライン』」コース、「アイメークレッスン『アイシャドー+アイプチ』」コース、なりたいイメージに合わせたつけまつげの選び方や正しい位置、下つけまつげのつけ方などを教える「つけまつげレッスン」コース、ウィッグに関する悩みを解決する「ウィッグアレンジレッスン」コースも用意する。
1講座120分で、受講料は1コース1万円(別途入会金2万2,575円、月会費1,575円/月が必要)。
講座について、NEWTYPE担当者は「女装する方の中には、女友達から教えてもらうという方も多くいるが、それはあくまで女性の顔をきれいに見せるための女性向けのメーク。女性向けファッション雑誌に載っているメークの手法も女性の顔であることを前提としている」とし、「男性の顔にその通りにメークを施しても、よほど女性的な肌質や顔の作りの方でない限り、きれいな仕上がりにはならない。最悪の場合、女性的な顔からどんどん離れていき、中性的とも取れない顔になってしまう」と男性のメークについて説明する。
「女装がどことなくアンダーグラウンドな世界感を醸し出し、そこから抜け出せていない理由の一つでもあるメーク技術に着目した。女装子・男の娘たちのメーク技術の向上を図れれば」とも。
開講スケジュールなどはホームページで確認できる。