3331 Arts Chiyoda(千代田区外神田6)で6月1日、「竹谷隆之の仕事展」が始まった。主催は同施設に拠点を置くIDA。
造形家の竹谷隆之さんは1963(昭和38)年北海道生まれ。1994年から5年にわたり、モデル&ホビー雑誌「S.M.H.」にオリジナル作品「漁師の角度」を連載。1999年に初の作品集「竹谷隆之作品集 漁師の角度」(ホビージャパン)が発売された後、翌2000年には、渋谷パルコ(渋谷区)で「竹谷隆之の仕事展~『仮面ライダー』から『漁師の角度』まで~」が開催された。
昨今は、「仮面ライダー」「ファイナルファンタジー 」のデザインモデルや「牙狼< GARO >」など映画作品の美術デザインにも参加。特撮短編映画「巨神兵東京に現る」では、庵野秀明さんの要請でメーンキャラクター・巨神兵のデザイン~コンセプトモデルを製作。海洋堂の「リボルテック・タケヤ」シリーズでは、全身フル可動する仏像フィギュアを手掛けている。
今回、IDAが4月にアート、映像、文芸に特化した著名クリエーターのマネジメント部門を設立したのに伴い同展開催が決まった。
これまでの主要造形作品や創作に至るまでのデッサン、スケッチ、メモ、製作ドキュメント映像のほか、4月23日に発刊された「漁師の角度」(講談社)で使用された造形作品など約80点を展示する。
「写真や紙面での作品露出はこれまで多くあったが、実物の造形展示による仕事展は実に13年ぶり」(同社)という。
開催時間は10時30分~20時。火曜休館。入場料は、大人=1,200円、学生=700円、小学生以下=500円ほか(前売り券もあり)。
7月1日まで。