エックスワン(新宿区)は12月、「コミケPlus Vol.1」を発刊した。
1975(昭和50)年の初開催以来同人文化をけん引し、現在では3日間で50万人以上の参加者を集める巨大イベントに成長した「コミックマーケット」。一般的な商業イベントと異なり、ボランティアによる運営側とコミックマーケット参加者が一緒に盛り上げていくイベントであることから、長年培われてきた独自ルールがあるほか、真夏のお盆と極寒の年末に開催されるため、暑さ・防寒対策をしておく必要があることなど、「初めてコミックマーケットに参加する者にとっては、やや分かりにくいイベントになっている」(同社)。
これを受け、同社はコミックマーケット参加者サポートマガジンとして同誌を発刊。コミックマーケット準備会協力の下、初参加でも安心して同イベントを楽しめるような情報を発信。さらに、コミックマーケットやオタク文化にまつわるさまざまなトピックを取り上げ、「コミックマーケット中級者やベテラン参加者にとっても読み応えのある内容に仕上げた」という。
具体的には、巻頭特集で「コミケット85冬コミ参加完全マニュアル」を掲載。一般参加者編、サークル参加者編、コスプレ参加者編、スタッフ参加者編に分け同イベントについて紹介する。特集では「灼熱のコミケット84夏コミアフターレポート」や、コミックマーケット終了後に秋葉原を訪れる参加者が多いことから「コミケ4日目ガイド 秋葉原編」などを盛り込む。「同人誌を創ろう! 第1回『同人誌の基礎知識』共信印刷インタビュー」「企業ブースの中の人 第1回『フロンティアワークス』」なども挿入した。
価格は1,029円。