「神田祭公式ツアー」が5月、催行される。

　Akiba.TV（千代田区外神田1）が運営する旅行ブランド「Akiba Deep Travel」が「神田祭」に合わせて神田明神協力の下、催行する同ツアー。今年の神田祭が2年に一度の「本祭」であることや、神田明神が現在の秋葉原の地に遷座して400周年を迎えることから、神田祭を「よりディープな視点」（同社）で体験してもらえるよう、体験型ツアー3種を企画した。

　「アキバハラ SHOW!ツアー」（5月9日催行）は、神田祭の行事の一つ「神幸祭」を見学しながら御茶ノ水、神田明神、明神男坂、昌平橋、須田町、万世橋、AKIHABARAゲーマーズ本店、秋葉原UDX、ベルサール秋葉原などを3時間強にわたって巡る。参加費は5,000円（神田祭ポスター、喫茶代込み）。

　「橋巡りと舟渡御見学クルージング」（同10日催行）では、神田川・日本橋川・隅田川に架かる橋を巡るクルージングを楽しんだ後、浜町船着き場から神田明神の氏子である東日本橋二丁目町会の「舟渡御（ふなとぎょ）」をクルーズ船から間近で観覧する。参加費は1万3,000円（船代・弁当・茶付き）。

　「明神下美味（うま）いもの巡りと明神能鑑賞ツアー」（同14日催行）は、食通として知られる池波正太郎さんが愛した明神下の「かんだやぶそば」「竹むら」「天野屋」などで食事を楽しんだ後、神田明神境内で行われる「明神能」を中央側の席（S2 席）で鑑賞する。素謡の演目「神歌（かみうた）」には関西に宗家がある東京では珍しい「金剛流」から金剛流家元・金剛永謹さんほか、狂言の演目「痩松（やせまつ）」では人間国宝でもある和泉流・野村万作さんほか、仕舞の演目「鞍馬天狗」には金剛永謹さん、能の演目「竹生島（ちくぶしま）」には金剛流・遠藤勝實さんほかが出演する。参加費は1万5,000円（能鑑賞席代・食事代込み）。

　申し込みは、「神田祭公式ツアー」特設サイトなどで受け付けている。