「鉄道居酒屋LittleTGV」(千代田区外神田3)で10月14日から、新たな「特別車両カクテル」の提供が始まった。
「トワイライトエクスプレス」を写したRyoさんの作品「永遠(とわ)の記憶」
さまざまな車両の魅力を発信し、鉄道ファンのコミュニケーションの促進を図るため、2013年から「鉄道フォトコンテスト」を実施している同店。好きな車両を撮影した写真を公募し、作品を店内に掲示。来店客に投票してもらい、上位3作品を「特別車両カクテル」として提供している。
今回、3回目となる同コンテストの結果を受け、新たに3種類の「特別車両カクテル」の提供を開始。入賞作品とその他の応募作品は、引き続き店内に展示する。同コンテスト入賞作品と「特別車両カクテル」は以下の通り。
「トワイライトエクスプレス」を初春の北海道で粉雪と共に撮影したRyoさんの作品「永遠(とわ)の記憶」。先頭車両の青、客車の緑を2層にしカクテルカラーで、車体ラインの黄色をスライスレモンで表現。作品の象徴でもある初春の粉雪をスノースタイルで提供。乗務員(=同店スタッフ)が席でシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。
新潟駅~酒田駅・秋田駅間を運転するJR東日本の特急列車「485系いなほ」を、残雪の鳥海山をバックに写した、同じくRyoさんの作品「はるか彼方(かなた)へ」。車体の緑と鳥海山に残る雪をカクテルのカラーで表現。東北地方の厳しい寒さが和らぎ、ほのかに雪が残る透き通った空気をトニックの爽やかさで感じられるようにした(ノンアルコールカクテル)。
雪明けの日、留置線に運よく3編成が止まった京急1500、2100、800形を収めた踊り子さんの「縁起の良い紅白ぞろい」。京急車両の象徴である車体の赤色、線路に残る雪をタイトルの通り紅白の2層にしてカクテルカラーで表現。乗務員が席でシェイクしカクテルグラスについだ後、雪に見立てたカルピスを層になるように注ぐ。
同店広報担当者によると「第3回の入賞作品は、くしくも全て雪と鉄道を写した作品となった。しかし、それぞれ雪の使い方が異なり、同じ『雪と電車』の写真であるにも関わらず、まったくイメージのちがう作品が選ばれた。そこで、今回の『特別車両カクテル』も線路に残る雪は下層に、鳥海山の残雪は上層に、空に舞う粉雪はグラスの縁にスノースタイルで表現し、それぞれイメージを変えたカクテルに仕上げた」という。
営業時間は18時~23時(土曜・日曜・祝日は12時~)。