9月下旬、「メイドカジノ『アキバギルド』」(千代田区外神田3)がオープンする。場所はエクセルシオールカフェ秋葉原中央通り店隣の小諸そばが入るビルの8階。
同店は「隣に座っている来店客同士がゲームを通じて仲良くなれる店」というコンセプトのもと、メードがディーラーを務める。ビジネスマン層やライト層をターゲットにカジノゲームを提供する同店では、バカラ、ルーレット、ブラックジャック、大富豪、どぼんの5種目がプレー可能で、席数は約30席。公安委員会の許可は取得済みで、コイン形式でのプレーを採用する。
メードがディーラーを務めるカジノは世界で「初」という同店担当者は、カジノ業態を採用した理由について「メード産業で生き残っていくための新しい形態。1人のスタッフで7人の来店客をもてなせるコストパフォーマンスの高さに着目した」と話している。同店の特徴については「スタッフに一定のレベルの教育を行い元来のカジノの楽しさを提供することに加え日本人と、この街に合う萌えと遊びの要素を含ませ、カジノ業界の競合他社と差別化を図る」という。
同店は現在、週末ごとにテスト営業を行っており、来店客の反応については、「年配の方や親子連れなどライト層の来店が多く、秋葉原の他メード店に比べ年齢層は高め」というほか、「ディーラーの層が16歳~20歳後半と比較的年齢が若いことから『世代感のギャップ』が楽しいという反応があった」とも。
一方、スタッフのれなさんとメグさんは「覚えることが多くて大変だが、やりがいがある。数字の強いディーラーを目指したい」「カジノもメードも初の挑戦なので、悪戦苦闘中だが、ゆくゆくはディーリングだけでなく接客でも来店客を楽しませることができるディーラーになりたい」と、それぞれ意気込みを語った。
営業時間はプレオープン期間=13時~ほか。同店では今後、アルコールの提供も予定している。