「個人店での営業厳しい」-秋葉原の老舗ジャンクショップ閉店へ

画像=権兵衛外観

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 中央通りの中古PCショップ「権兵衛」(千代田区外神田4)が近日閉店する。場所は日高屋秋葉原中央通り店隣り。

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 権兵衛は秋葉原の老舗中古PC&OAショップ。店内では中古PCや、AV機器、電気製品、黒電話まで幅広い「ジャンク」品を取り扱う。業者や外国人の来店客が多く、「これまでに、よく売れたのはNECのPC98シリーズ。工作機械の心臓部に使用される事が多く、修理を依頼されたりすることが多かった」と同店担当者は振り返る。

 閉店について、同担当者は「アジアの国が力を付けてきたことで、アジアでもコンピューターの需要が増加。それらの国の人々が、これまで手を出していなかったジャンクPCやジャンクパーツを販売するようになった。そのため、仕入れが難しくなった上に、リース落ちなどの中古PCは大手に持っていかれてしまう…。個人店で営業するのは難しいため閉店を決めた」と話す。

 秋葉原の変遷については、「僕らが若いころは秋葉原に中央市場があった時代。市場の活気と、家電を求める人がたくさんいて、ジャンク屋やパーツ屋は一番元気があった。ところが街が一般化したのか、求めるものが変わったのか、街に人通りは増えたが、店の奥まで人が入らなくなった」とも話す。

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