秋葉原エンタまつりでにぎわう秋葉原で10月26日、麻生太郎首相が総理大臣就任後初となる街頭演説会を行った。
同演説会は自由民主党青年局・女性局共催によるもの。16時、若者たちが見守る中、演説会がスタート。井上信治青年局長が「麻生首相が『私が首相になって、なんだか2ちゃんねるでアキバを捨てたと言われているが、そんなことはない。秋葉原に帰りたいんだ』と言っていることから街頭演説会開催の地に秋葉原を選んだ」と説明。その後、青年局長や、自民党党本部学生部代表らがそれぞれの主張を演説した。
16時30分になり麻生首相が秋葉原に到着。秋葉原で6月に起きた事件に触れ黙祷した後、場内からの拍手と麻生コールに迎えられ「お礼もかねて秋葉原にきた」と述べ演説をスタートした。景気対策と中小・零細企業対策を進めていくことをメーンに説明。また、「世の中が悲観される昨今、新聞はいい話を書かないが、みんなが思っているほど日本は悪くない」と強調。また、「世界から注目されている日本。政策を進めていく上で、みなさんも生きる力、頑張りぬく元気をもってほしい。暗い顔をしてるとモテないぞ」と呼びかけた。
演説の最後に秋葉原について触れ、「秋葉原に来ると元気がでる。(首相になってからは)街を歩きにくくなった。ちょっとしたジョギングにもいっぱい(護衛が)ついてくるし…、いろいろ制限されている。今日はもう日曜日なのに先週のジャンプとモーニングを読めていない(苦笑)。窮屈になってきて麻生のにこにこしているツラが見られないという声も聞こえるので、メルマガでニコニコ(動画)を始めた。自分が秋葉原に縁がなかったら、ニコニコ動画なんて知らなかったと思う」と麻生首相流のリップサービスも交え、予定より10分オーバーした17時、演説会は終了した。
演説会終了後、麻生首相は秋葉原エンタまつりのイベントの一環で開催された「ゴルゴ13」で知られる 漫画家さいとう・たかをさんらのトークショーにゲスト出演し、トークを楽しんでいた。