日本AMD(新宿区)は11月4日、「AMD eco プロジェクト2009」の開始を表明。秋葉原に本社を置くサードウェーブ(千代田区外神田4)やマウスコンピューター(外神田6)をはじめとするPCメーカー9社の参加を発表した。
「AMD eco プロジェクト2009」はAMDの地球環境保護に関するビジョン「AMD Green」の一環として、日本AMDが6月から実施している消費者向けキャンペーン「AMD eco プロジェクト」に追加した取り組み。
内容は同プロジェクトに参加するPCメーカーのPC筐体(きょうたい)に、出荷時に「AMD ecoステッカー」を貼付し、パッケージの中に「植樹証明書」を同梱。「植樹証明書」は、PC使用時の消費電力により発生するCO2の一部を吸収固定するため、対応PC1台につき1本のマングローブを、NGOを通じて植樹するというもの。対象は、AMDのCPU(AMD Geodeプロセッサ等は除外)やチップセットが搭載された日本国内で出荷開始されるデスクトップPCとノートブックPC。
実施期間は11月1日~来年12月31日。対象PCによって吸収固定されたCO2の量や植樹されたマングローブの本数など進捗状況は、「AMDソリューションサイト」内「AMD eco プロジェクト2009」ページで報告する。参加PCメーカーは、サードウェーブやマウスコンピューターのほか、富士通、日本電気(NEC)、Gateway、デル、日本エイサー、日本ヒューレット・パッカード、ユニットコム。
同プロジェクト参加に際し、サードウェーブ尾崎社長は「PCをはじめとするIT関連機器の需要は更に広がりを見せている反面、IT関連機器の普及による地球温暖化に対する影響は深刻。私達だけではなく後々の世代が環境と共生できる地球を残していくためにも、企業の責任としてこの問題に取り組んでいかなくてはならないと考えている」とコメント。また、マウスコンピューター小松社長は「同活動への参加を行いCO2削減をお客様とともに進めていきたい。この活動が大きな輪となることを期待しつつ幅広いユーザーの皆様により良い製品を展開し、さらに自然との共生活動への取組みに努力していく」とコメントしている。