関東運輸局企画観光部国際観光課は現在、秋葉原をモデル地域にした「日本のアニメを活用した国際観光交流等の拡大による地域活性化調査」の企画案を募集している。
調査は国土交通省が実施する「国土施策創発調査」の一環で、日本アニメを通じた国際観光交流の拡大を目指しアニメに関するニーズの把握や、アニメと他産業の連携強化、アニメ関連施設を活用した地域交流拠点の構築などについて検討を行い、アニメなどを核とした持続可能な地域活性化方策を検討するのが目的。
調査の背景には、近年、日本アニメに触れて日本に興味を持ち訪日する外国人が増えているのを受け、アニメを活用した地域振興に取り組む動きも見られる一方、新たな観光モデルが創出されておらず、日本のアニメブームを地域活性化に生かしきれていない状況などがあるという。
調査内容は、秋葉原地区の現状と課題の整理をするため、大学や企業とのネットワークを活用したアニメ関連ツアーや体験授業の構築などの国際観光ビジネスモデルの検討、「日本アニメ」などに関する現況調査のデータの収集・分析を行うという。募集は9月4日まで。