秋葉原に拠点を置く富士ソフト(本社=横浜市中区)は6月1日、VODサービス「みんなのシアター Wii」で第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞作品「つみきのいえ」の配信を開始した。
「つみきのいえ」(ROBOT製作・加藤久仁生監督)は、海に浮かぶ積み木を積んだような家で暮らす老人の家族との回想を静かなタッチで描いたアニメーション映画。日本人作品として初めて、第81回米国アカデミー賞短編アニメーション賞を受賞した。そのほか、アヌシー国際フィルムフェスティバルでグランプリを受賞するなど国内外で高い評価を得ているという。
同社は今回、任天堂家庭用ゲーム機「Wii」の「Wiiウェア」向けVODサービス「みんなのシアター Wii」で同作品の配信を開始。併せて、加藤監督が手掛ける「或る旅人の日記・編集版」「或る旅人の日記・赤い実」の配信も行う。価格はそれぞれ300Wiiポイント。