秋葉原に拠点を置く富士ソフト(本社=横浜市中区)は9月1日、台北に海外初の拠点となるオフィスを開設した。
事業拡大を目指し、同社の強みである通信機器やデジタル家電の組込みソフトウエア開発の技術力を生かした、海外での事業展開の準備を進めてきた同社。4月には、台湾の財団法人工業技術研究院と、情報通信ビジネスと技術開発分野で協業を推進するための覚書を締結。現在、具体的な協業を推進している。
台北オフィスは、「海外事業の橋頭堡として、ソフトウエア製品のサポート体制の構築を図り、現地企業との協業を中心に事業活動を展開する拠点」として開設。
今後同社は、台湾での事業展開を手始めに、通信機器やデジタル家電マーケットの成長が著しい新興国市場も視野に入れ、海外展開の拡大を図っていくという。