「@ほぉ~むcafe」を運営するLiNK-UP(台東区)は10月10日、新規事業「アキバハラプロジェクト」を始動。「アキバハラフォトスタジオ」をオープンした。場所は末広町交差点近く。
「アキバハラプロジェクト」は、「@ほぉ~むcafe」の運営などを行う同社内第1事業部に対して、新たなビジネスモデルを構築しマーケット開拓を行う同社第2事業部が手掛ける新企画。新たな「秋葉原文化」を生むことを目標に掲げる。
同社は、同プロジェクト第1弾として、「アキバハラフォトスタジオ」を開設。約30坪のスペースに、白色をベースにしたフラットな床と階段、真紅のベルベットカーテン、背景布、テレビ番組の美術会社に発注したというウッドパネルを設置。大別して5つの撮影シチュエーションに対応する。「商業用スタジオにしてはコンパクト」(同社)だという同スペースのターゲットには一般のユーザーを据え、写真家や動画カメラマンなどの意見を取り入れるなどし、使い勝手の良さに注力したという。
同プロジェクト責任者は「『アキバ』と呼ばれるようになった根底に、もともと、この地が『アキバハラ』だったのを、国鉄が間違えて『アキハバラ』と駅名表記したため同名が定着し、現在に至るといわれている不思議な歴史がある。当プロジェクトもそのように、不思議だけれど面白いトピックスや文化を発信していきたいという願いを込めて『アキバハラプロジェクト』と命名した」と話す。
フォトスタジオについては、「以前、撮影でスタジオを借りようとした際、なかなか予約がとれなかったことと、予約がとれても東京都外だったりして、利便性の良いスタジオがなかなかなかったという実体験が開設の発端となっている」とコメントする。今後については、「モデルプロダクションと契約して撮影会を開催したり、逆に撮影会モデルを募集して同スタジオ発のモデルを誕生させたり、同スタジオで撮影した写真集の出版などの展開をしていければ」と意気込みをみせる。
同スタジオの利用料金は1時間4,000円台~(同社検討中)で、予約は今月中に立ち上げ予定の同スタジオサイトで受け付ける。