秋葉原に3月14日、アートセンター「3331 Arts Chiyoda」(千代田区外神田6)がプレオープンした。
同施設は、秋葉原にある旧練成中学校を改修して開設した大型アートセンター。運営を手掛けるのはコマンドA(千代田区)で、同社の前身であるアーティスト・イニシアティブ・コマンドNが、千代田区で10年間芸術活動を続け、70を越えるアートプロジェクト、300人以上のアーティストとのコラボレーションを展開。千代田区による同施設運営公募・審査時、そうした実績が評価され選出されたという。
施設内の約25のスペース(元教室)には、ギャラリーや教育機関、デザイン、地域交流プロジェクトなどさまざまな団体が入居。展覧会やイベントを「活発に」行っていくほか、コミュニティースペースや屋上、体育館などでは、年間を通してワークショップやディスカッションなどを実施する予定。
これにより、地域発の自立的で社会的なアートコミュニティーの創出や若手アーティストの活動を促進。東アジアのアート拠点としてのハブや、旅行者が日本現代アートの最新情報を知ることができる情報発信拠点としての役割などを担っていくという。
同施設について、統括ディレクターを務めるアーティスト・中村政人さん(アーティスト・イニシアティブ・コマンドN代表)は「この場所が地域に根付く文化力の創造性を促し、本質的な『生活の質』を高める核心的な場所となることを目指す」とコメントを寄せている。