学ぶ・知る

つくばエクスプレス、「エコトレイン」運行へ-利用客に環境問題啓発

グリーン電力で運行するTX-2000系車両(イメージ)。車体には緑色のグリーンパワーマーク

グリーン電力で運行するTX-2000系車両(イメージ)。車体には緑色のグリーンパワーマーク

  • 0

  •  

 つくばエクスプレス(以下、TX)を運営する首都圏新都市鉄道(台東区)は8月6日から、「TXエコラインキャンペーン」を実施する。

つくばエクスプレス、昨年度輸送実績を発表-1日平均27万人

[広告]

 これまでも完全立体交差や環境配慮型車両の導入など、さまざまな環境対策に取り組んできた同社。今回、TX利用客に環境問題に関する理解をさらに深めてもらうことを目的に同キャンペーンを企画した。

 期間中、消費するすべての電力をグリーン電力(風力)でまかなう「TXエコトレイン」を運行。日本自然エネルギーから、運行に必要な26万7,000kWh相当のグリーン電力証書を購入。使用するグリーン電力は、能代風力発電所(秋田県)など4カ所の風力発電所で発電したもので、鉄道の運行に使用されるグリーン電力使用量としては、これまでで最大規模(同社)。これにより、99.5トンの二酸化炭素(CO2)削減効果を見込む。運行期間中は、グリーン電力を利用して運行していることを表す「グリーンパワーマーク」を車体の内外に掲出する。

 このほか、駅の壁面やTXエコトレイン内に、環境をテーマにしたポスターなどを掲出するほか、「TX PLAZA秋葉原」(アキバ トリム1階)で沿線自治体が環境をテーマにしたパネル展示、パンフレットの配布を行う。

 同キャンペーンについて、同社は「持続可能な社会を構築するには、国や自治体のみならず、企業や国民ひとりひとりが連携し、より積極的に環境対策に取り組んでいくことが求められている状況を踏まえ、開業5周年(8月24日)を迎えるのを機に行う」としている。

 実施期間は、TXエコトレイン=8月6日~同31日、ポスター掲出=8月6日~9月5日、TX PLAZA秋葉原でのPR=8月16日~同31日。

デジハリ大
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース