ハンファ・ジャパン(港区)は10月27日、PCパーツの新ブランド「東京スタイル」を発表、11月10日からWEBで公開を行っている。
「東京スタイル」は多くのパーツが低価格化・画一化されていく中、市場の活性化には「買って満足できるパーツ」「回路設計にこだわったパーツ」などの選択肢を増やしていくのが重要であると考えた同社が新たに立ち上げたブランド。PCの自作を趣味として楽しむユーザーをターゲットにPCパーツを展開する。
同社がブランドの第1弾商品として発表したのは、ギガビットイーサネットボード「I300(DCS-IGE/PE)」(予想価格4,980円前後)、IEEE 1394aボード「I100(DCS-IFWA/PE)」(予想価格5,980円前後)、シリアルATA2/eSATAボード「I210(DCS-IST2/PE)」(予想価格5,980円前後)、サウンドボード「S010(DCS-SEV24/PE)」(予想価格12,800円前後)、グラフィックボード「V150(DCS-V76GT/PE)」(予想価格29,800円前後)の5商品。
一般的にチップ抵抗やチップコンデンサなどの実装部品は入手性やコストを採用の検討項目に入れるが、同ブランドでは製品の出来にこだわり、入手性の悪い部品でも「製品に最も適した部品」を採用するなどの点で他社製品との差別化を図るという。
ブランド名の由来について同社広報担当者は「『東京』=趣味をカジュアルに贅沢に楽しむ場所として考え、カジュアルな遊びであるPC自作を格好良く楽しんでほしいという思いを東京のポジティブなイメージに乗せて表現した。『スタイル』にはブランドを1つの形として確立させたいという思いと、私たちの製品に対するこだわりそのものを含めた」と話している。
同社は11日にTSUKUMO eX(千代田区外神田4)でサウンドボード「S010(DCS-SEV24/PE)」のデモイベントや商品の展示を行ったほか、今後の展開として新製品に電源やPCケースを検討しているという。