BookLive(台東区)は4月11日、「電子書籍体験アンケート」の調査結果を発表した。アンケートの実施期間は3月27日~29日で、回答数は1,446件。
調査結果によると、電子書籍利用経験は半数以下で、実際に体験した後の電子書籍再度利用希望率は9割と高め。使用前後のイメージに差があり、触ってみると良さを実感する傾向にあったという。利用したい理由のトップは「何冊持ち運んでもかさばらない」などの利便性がランクインした。
電子書籍利用シーンに関しては、日々の通勤・通学時などの隙間時間の有効活用を希望する声が多く、同社は「これは現在の電子書籍利用端末として、スマートフォンが主流であることを反映していると考えられるが、2015年には、557万台(2011年ICT総研調べ)といわれるタブレット端末の普及が促進することにより、自宅リビングで等の利用が増えると思われる」としている。
端末については、iPadでの利用を希望する被験者が4割、次いでAndroidスマートフォンとなった。イベントでの利用後の感想は「意外と見やすかった」など当初のイメージとは異なった印象をもつ被験者が多数。さらに、紙の本を月に2冊以下しか購入しないが、電子書籍を利用したい人は約8割で、「潜在ユーザーの掘り起こしが可能であることが分かった」(同社)という。