アキバ・スクエア(秋葉原UDX2階)で1月28日より、ベルリンを拠点に活動するフィリップ・オスワルトさんが企画する「shrinking cities」と、大野秀敏さんが縮小の時代における都市の未来像を提案する「fibercity」の合同展覧会「shrinking cities×fibercity @ akihabara(シュリンキング・シティー×ファイバー・シティー@アキハバラ、以下S×F@A)」が始まる。
「shrinking cities」はフィリップさんが世界の「縮小する」都市の実態に着目し、研究者やデザイナーとともに調査・分析を行い、芸術による表現や出版活動を通して多くの人々に問題の深刻さを訴えかける展覧会で、2005年から欧米で開催している。一方、大野さんの「fibercity」は人口減少の時代に突入、少子高齢化が進行する日本の都市の衰退に警鐘を鳴らし、東京を中心とした首都圏を持続可能な都市へ再編させる具体的なデザインの戦略を提案する展覧会。
今回開催される「S×F@A」展は2つの合同展覧会となるもので、会場では都市の未来をめぐる2つの視点を模型やテキスト、映像作品やインタラクティブメディアで紹介する。入場無料。2月18日まで。
また、主催者側の「都市の未来を考えるきっかけにしたい」との思いから、展示の場を討論の広場にする「実験的」な試みも予定。期間中の毎週末合計9回、テーマとモデレーターを設けブレストを開催する。参加費は1,000円、フリーパスは3,000円。