秋葉原に「安らぎと癒やしのお部屋『アキバフクロウ』」が8月8日、オープンする。
同店コキンメフクロウの山下さんとナンベイヒナフクロウのピーナッツさん
店舗面積は15坪で、席数は20席。北欧調の家具で統一した店内で、フクロウと戯れることができるのが特徴。コンセプトは「フクロウを通じた癒やしの空間」。完全予約・1時間入れ替わり制を採用し、時間内は、フクロウたちとコミュニケーションをとることができるほか、持参したカメラでの撮影(フラッシュは使用不可)や、好みのフクロウとのツーショットを同店の一眼レフで撮影する「フクロウdeフォト」サービスなどを提供。スタッフも付きっきりでフォローする。在籍するのは12種12羽のフクロウ。体調を見ながら1時間に数羽ずつシフト制で登場させる。
各テーブルには、一般的なフクロウについての疑問がほぼ解消できるという「フクロウQ&A」(英語、中国語、韓国語有り)も用意。フクロウと来店客がリラックスできるよう店内で流す音楽や照明に配慮するほか、フクロウのくちばし・爪はフクロウと来店客双方にけががないよう常に手入れしているという。ファルコングローブの貸し出しもある。
同店のフクロウと暮らし、ウェディングプランナーとしても活躍する同店オーナー・矢部修作さんは「なれ合う動物ではないフクロウと少しずつ信頼関係を築く喜び、ゆっくりとした仕草、かわいらしい容姿などなど一言では語りつくせない魅力があるフクロウの虜になった。フクロウ尽くしの生活を送ってしばらく、フクロウと人が戯れることができる空間を持ちたい、フクロウの魅力を多くの人と共有したいと思ったのが出店のきっかけ」とコメント。
フクロウへのケアについては「孵卵(ふらん)器で孵化(ふか)し、生まれてすぐから人を見せ、共に生活するなどの刷り込みをし、人と一緒にいることがストレスにならないよう孵卵から愛玩動物として育てている。閉店後は自宅に連れて帰るなど、ずっと一緒」と話すほか、「幼少のころから手に乗せて餌をあげているので、人の手に乗ること自体もそれほどストレスにならない」とも。温度管理や餌の回数、水浴び、水分補給などにも気を遣っているという。
秋葉原への出店については「都内でも大規模なハブ駅、かつ外国人も含めたバリエーション豊かな人種が行き交う街。さらに、世界随一のサブカルチャーの集合地である秋葉原は、ペットとしてはメジャーでないフクロウとも相性が良いのではと考えたため」と話す。
今後は、セラピストを招いたセラピーや、フクロウとワインのマリアージュを楽しむ「フクロウナイトフィーバー」、プロを呼んでの演奏会などのイベントも予定している。
料金は1,500円(1時間制、「フクロウdeフォト」込み)。営業時間は、「お昼のフクロウタイム」=12時~16時。「夜のフクロウタイム」=17時~20時。