矢野経済、「オタク」市場調査結果発表-約7割が未婚、消費金額トップはドルオタ

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 矢野経済研究所(中野区)は12月9日、「『オタク』市場に関する調査結果2014」を発表した。

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 同社で定義した「クールジャパン/オタク市場」について、「客層」「客単価」「市場構造」「主要事業者動向」「トレンド、市場規模」の観点から解説した同リポート。調査期間は8月~10月で、同調査内での「オタク市場」は、「オタクの聖地」秋葉原などで扱われることが多いコンテンツや物販、サービスなどを指す。

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 調査対象はアニメ、漫画(電子コミック含む)、ライトノベル、同人誌、プラモデル、フィギュアなど19分野を扱う事業者と業界団体。同社専門研究員による直接面談、電話・FAXによるヒアリング、インターネット調査、文献調査を併用し、調査した。

 同社によると、2013年度の「オタク」市場の市場規模を分野別に見ると、アイドル市場=863億円(前年度比19.9%増)、ボーカロイド市場=87億円(同19.2%増)、トイガン(エアソフトガンとモデルガン)市場=80億円(同23.1%増)と、約2割拡大した。一方、アダルトゲーム市場は不正利用や参入事業者とコンテンツの減少により縮小傾向が続いているほか、AV市場は縮小傾向にあるものの、ネット環境の整備によりダウンロードが可能であることからユーザー層が拡大傾向にあり、縮小幅は抑えられているという。

 消費者アンケート調査では、「自分を『オタク』だと思いますか、もしくは人から『オタク』と言われたことはありますか」という質問に対し、「オタク」を自認する、もしくは「オタク」と認知されている層は23%。オタクを自認する層の中で既婚者(過去に結婚有を含む)は33%であったのに対し、未婚者(現在・過去の恋人の有無を問わず)は67%。

 「オタク」1人当たりの年間平均消費金額は、「アイドル市場」が9万4,738円と最も高い金額を示した。同社は「アイドル市場においてはこうした1人当たりの消費金額の高さも市場拡大に貢献しているもの」と推察している。

 調査結果の詳細は「クール・ジャパンマーケット/オタク市場の徹底研究 2014」(税別12万円)に掲載されている。