凸版印刷(千代田区神田和泉町1)が運営するインターネット・データセンター「TOPICA」は、クラビット(港区)が提供する動画や音楽などの大容量コンテンツの配信を安定化させるサービス「ブロードメディアCDN」の販売を開始する。
同サービスは、ブロードバンド回線の普及に伴い、動画や音声ファイルなどの「リッチコンテンツ」の配信が一般的になり、それらの配信ビジネスへ参入する企業の設備増強などの必要性に対し、配信を安定化させるサービス「ブロードメディア CDN」を「TOPICA」の追加サービスとして提供するもの。
サービスの特徴は、利用企業がインターネット上に複数配置された配信機器によるネットワークを活用し、自社で設備を導入する場合に比べ安価に、アクセスの負荷を分散しながらコンテンツを安定的に配信できる点。
「TOPICA」は、凸版印刷が企業のインターネットサーバー構築や、運用を受託するアウトソーシングビジネスとして1996年10月からサービスを開始し、これまでに累計350社以上の企業に活用されている。
今後も同社では、「TOPICA」の機能拡充を推進し、安定したセキュリティー性の高いインターネットビジネスをサポートしていく構えだという。