BEEP秋葉原(千代田区外神田3)で6月1日、「PasocomMini MZ-80C」の予約受け付けが始まった。
1979(昭和54)年にシャープが発売したパーソナルコンピュータ「MZ-80C」を、ハル研究所(神田須田町1)がミニチュアサイズで再現した同商品。
筐体は手のひらに載る4分の1サイズ。実機に備わっていた開閉機構を搭載するほか、モニタフードを外して画面シートを交換することで、さまざまなシーンを演出。カセットデッキを開閉し、付属のカセットテープを入れ替えるギミックも取り入れた。
内部には最新のBASICプログラミング環境として、スマイルブーム(北海道札幌市)の「SmileBASIC」を搭載。USB-HIDクラスの機器(キーボードやマウスなど)やGPIOポートへのアクセスにも対応する。
さらに、「MZ-80」シリーズのハードウエアエミュレーション機能を組み込み、当時のパソコン雑誌に掲載されていたマシン語プログラムが実行可。「SmileBASIC」上からエミュレータをコントロールし、CPUの実行停止やトレース実行、ブレークポイント設定、メモリへの読み書きなどさまざまな操作ができる。
当時人気の高かったゲームソフト3本の実装も予定しているという。
仕様は、モニタ出力=HDMI接続、電源=microUSB端子、入力=USB接続、サイズ=幅102.5×奥行き71.25×高さ32.5ミリ。
価格は2万1,384円。発売時期は10月中旬。「BEEP秋葉原」店頭とネットショップで数量限定販売する。