アキバ経済新聞2017年年間ヘッドラインニュースPV(ページビュー)ランキング1位になったのは、定年退職を迎える駅長へのサプライズ企画を伝える記事だった。
終電後の東京メトロ・日比谷線秋葉原駅で、定年退職を迎える石山駅長に社員たちがデジタルサイネージを使い、ねぎらいやはなむけのメッセージを送ったサプライズ企画を伝えた同記事。石山駅長が社員たちに慕われていたことや人柄の良さが伝わり、「感動する動画」として話題を集めた。
ランキングは、今年1月1日から12月14日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 東京メトロ、終電後深夜の秋葉原駅で駅長定年退職サプライズ(3/28)
2. つくばエクスプレス、営業実績発表 乗客右肩上がりに(6/13)
3. 秋葉原の旧万世橋駅ホーム跡「カフェ&和酒 N3331」、閉店へ(3/29)
4. 「なか卯×劇場版SAO」コラボ企画 秋葉原では店舗ラッピングも(2/6)
5. 秋葉原の古株メイドカフェ「ぴなふぉあ」、閉店 オープンから14年(8/29)
6. 江戸の華「神田祭」、始まる 200基のみこしが神田明神へ(5/12)
7. 秋葉原の電脳雑貨店「三月兎」最後の店舗が閉店 開業から15年(2/7)
8. 秋葉原の肉バルに総重量2.9キロのデカ盛り早食いメニュー(6/22)
9. つくばエクスプレス、駅トイレに新サービス(5/23)
10. 秋葉原にラム肉・牛タンしゃぶしゃぶ専門店 食べ放題で提供(9/7)
2位と9位にランクインしたのは秋葉原とつくばを結ぶ「つくばエクスプレス」(運営=首都圏新都市鉄道)に関する記事。開業から12年、乗客数・沿線住人の増加、沿線地価が上昇傾向にあるなど注目度の高さを伺わせる結果となった。
5位、7位のほかランキング20位以内で目立ったのが閉店記事。「ぴなふぉあ」「三月兎」「ベンガル」「ニッピン」「アソビットシティ」「ヤギデンキ」「東京アニメセンター」など、営業10年を超える店舗が秋葉原を去ることに驚きと寂しさをつづるコメントが見受けられた。
8位、10位は肉料理店について。デカ盛りメニューのインパクトもさることながら、近年秋葉原では肉料理店が増加。丼ものからステーキ、ローストビーフ、ハンバーガー、牛カツなどバリエーション豊かに軒を連ねる。
今年はパーツ街の「アパホテル」やダイヤモンドダイニング子会社・バグース新規事業のカプセルホテル「グランジット秋葉原」などホテルの動きも活発だった。2020年の東京オリンピックを控えたホテルの開発は来年以降もラッシュが続きそうだ。