つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(台東区)が6月、2016年度の営業実績を発表した。
同社によると、年間輸送人員は1億2813万1000人(定期=8410万1000人、定期外=4403万人)。1日当たりの旅客輸送人員は約35万4000人(前年度比約1万4000人増)。これを反映し、営業収益は432億7,500万円(前年度比 12億6400万円増、3%増)。
一方、固定資産税に講じられていた特例措置の期間が満了したことによる納税額の増加、入出庫線複線化工事に伴う防音壁の撤去による固定資産除却費の増加などにより営業費は365億8,000万円(同12億4,300万円増、3.5%増)。営業利益は66億9,400万円(同2,000万円増、0.3%増)に。
経常利益は50億1,000万円。支払利息の増加などにより前期より1億2,100万円減(同2.4%減)となったが、2009年度から8期連続で経常黒字。
当期純利益は 37億円(同9,300万円減、2.5%減)となり、これにより開業前から生じている累積損失は22億2,000万円となった。