不動産、クリーンエネルギー、スマート農業などを手掛ける「いちご」(千代田区)が5月15日、いちごアニメーション(千代田区)を設立したと発表した。
4月4日付けでいちごの100%連結子会社として設立した「いちごアニメーション」。同社の独占出資により、押井守さん原作・脚本・総監督の新作アニメの制作を決めた。制作するアニメは、押井さんが10年間構想を重ねた意欲作。2020年春から初夏頃、国内の放映・配信を予定する。
今後は、いちごが秋葉原に保有する商業ビル「AKIBAカルチャーズZONE」(千代田区外神田1)と制作アニメを連動し、「AKIBAカルチャーズZONE」を日本のアニメ文化を代表する世界的なランドマークへ発展させるほか、制作アニメと関連事業でテナント支援と物件価値の向上を図っていくという。
「日本のソフトパワーの一つ『アニメ』の発信は、国家戦略のクールジャパン政策にも合致し、いちごの経営理念『日本を世界一豊かに』の具現化に努めていく」(同社)とも。