秋葉原で創業56年の「ミマツ音響」が新店舗-独自MDで差別化

画像は「ミマツ音響 電脳市場」外観

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 ミマツ音響(千代田区神田佐久間町1)は5月7日、新店舗「ミマツ音響 電脳市場」(神田佐久間町1)をオープンした。

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 店舗面積は約40坪で、オーディオ、ビデオなどのケーブルや、PCパーツ、防犯カメラ、スタンガンなどの防犯グッズ、大型拡声器などを取り扱う。同社山本社長自ら海外へ出向き「他店では取り扱わないもの」というポイントに力を入れ商品セレクトを行なうほか、購入後のアフターケアにも万全の体制を整えるという。商品の価格帯は50円~約60万円までと幅広い。営業時間は10時~19時30分。

 同店でまず目に入るのはビビッドなレッドとイエローに両腕を広げた男性がプリントしているのが印象的な看板。看板にプリントされている男性は同社社長。この点について社長は「高架下という立地を踏まえ、何か明るいイメージでと考えていたところ、海外スターを前面に打ち出した看板を街で目にし『ハリウッドスターの起用はできないが、自らなら出演することができる』と考え、自らを起用した。あまり元気がない秋葉原の老舗店の中でも、当店の元気をアピールし、皆さんの目と興味をひくデザインを。そして、昔ながらの秋葉原のイメージをと考え、今のデザインになった」と話している。何よりも、品質・品数・価格帯・スピードなどに自信を持つ同店。同看板で、ユーザーへの認知とリピーターの増加を狙う。

 これまでに、ラジオセンター内で「第1売り場」「第3売り場」という名で営業してきた同社だが、今回の新規出店に至った理由について「お客様をお待たせしないなどの顧客サービスの面などを考慮して大きなお店を出店したい」と思っていたところ、今回の物件の話に出会い、「これは断る理由がない」と出店を決意。今まで別所にあった事務所・倉庫も集約し、業務の効率化も図った。

 ミマツ音響は1950年、山本社長の祖父の代にオーディオ関連機器を扱う企業として創業、出店。以降、社長交代と同時期の1980年ごろ、真空管アンプ・パーツなどの取り扱いを開始し、10年後の1990年ごろにはPC関連部品・パーツの取り扱も開始。2000年には、監視カメラなどの防犯グッズの取り扱いも始め現在に至る。

 秋葉原という移り変わりの激しい街で、長きに渡り営業を行なう秘訣につて山本社長は「ニーズあっての商売なのでユーザーのニーズがわからなかったら終わり。趣味ではなくビジネスなので営利の追求もしなければならない。国際色豊かな秋葉原という土地柄、海外からの商品も取り扱うというのは必要な要素で、そうした商品を取り扱うことで他店との差別化を図る。冒険心や遊び心ある会社・店舗イメージを打ち出し、ユーザーをわくわくさせることやアフターケアも重要。それを念頭に足腰しっかり据えて営業を続けていると、リピーターやマニアが生まれ、お客様も自然と付いてきてくれる。それが秘訣だと思う」と話している。

ミマツ音響

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