アキバ経済新聞2021年上半期ヘッドラインニュースPV（ページビュー）ランキング1位は、JR秋葉原駅前「ホビー天国」の閉館が獲得した。

　新型コロナウイルスの余波で来街者が減り、閉店を余儀なくされる店舗が増える中でのニュース。同店を運営するボークスは昨年、秋葉原UDX近くの中央通り沿いに初の自社ビル旗艦店を完成し、1階～3階をプレオープンした。旗艦店のグランドオープンに合わせて既存店のJR秋葉原駅前「ホビー天国」閉店を伝える記事が注目を集めた。

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までの半年間に配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。10位までのランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. JR秋葉原駅前「ボークスホビー天国」、閉館へ　自社ビル旗艦店開業控え（5/14）

2. 秋葉原に自転車専門店「ベストスポーツ」　折り畳み、ミニベロ、クロスバイク主に（5/26）

3. 秋葉原の「焼肉ライク」で「朝焼肉」始まる　緊急事態宣言受けて（1/20）

4. 秋葉原のヨドバシに猫カフェ「MOFF」　期間限定で（4/30）

5. 秋葉原のパナソニック「LUMIX＆Let's note修理工房」が閉鎖　開設から10年（1/14）

6. 秋葉原に「0秒レモンサワー」の「仙台ホルモンときわ亭」　全卓サーバー設置（5/12）

7. 「JINS」×「「エヴァ」コラボメガネ受注始まる　劇場版公開合わせ（3/10）

8. 秋葉原に赤身肉専門個室焼き肉店「1700」1号店（4/8）

9. つくばエクスプレス秋葉原駅に個室型ワークブース（3/3）

10. 秋葉原の「串カツ田中」、アイドル働く店舗にリニューアル（3/19）

　2位にランクインしたのは、折り畳み自転車や20インチ以下の小さなタイヤを装着した自転車「ミニベロ」などを扱う専門店オープンに関する記事。新型コロナウイルスの感染拡大による「新たな生活様式」の密を避ける移動手段として自転車のニーズが高まっているのを受けての出店となった。

　3位は「焼肉ライク」の「朝焼肉」。1人1台の無煙ロースターを導入している同店が、コロナ禍で「朝活」や時差出勤が増えたことから、朝時間帯での需要と早めのランチ、遅めの朝食で混雑を緩和させるため、緊急事態宣言の再発令を受けて営業時間を早めてオープン。バラカルビ100グラム、ご飯（お代わりサービス）、スープ、味付けのり、生卵またはキムチがセットになった「朝焼肉セット」を550円で提供することに話題が集まった。

　そのほか10位以内には、ペット需要が高まる中で猫と触れ合える猫カフェの期間限定出店、即日修理にも対応していたパナソニックの修理工房閉店、苦境が続く中での飲食店の新たな出店・業態変更、2度公開を延期していた映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開に合わせた話題がランクイン。コロナ禍で変わりつつある街や需要を反映する結果となった。