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秋葉原名物ドネルケバブ店「スターケバブ」が閉店 二十余年の歴史に幕

スターケバブTake away(秋葉原本店)営業時の様子

スターケバブTake away(秋葉原本店)営業時の様子

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 ドネルケバブ店「スターケバブTake away(秋葉原本店)」(千代田区外神田1)と「スターケバブアキバテラス(2号店)」(外神田3)が2月20日、閉店した。

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 1台の移動販売車で開業した「スターケバブ」。店主のムスタファさんが1995(平成7)年に来日。日本語学校で日本語を習得し、都内のイタリアン、フレンチなどレストランを中心に調理とサービスの経験を積んだ後、1999(平成11)年6月、「スタードネルケバブ」の移動販売を始めた。

 イベント出店などを経て2004(平成16)年3月、現在の秋葉原本店の場所を借りた。当初は移動販売車をビル敷地内に駐車して営業していたという。2005(平成17)年3月、秋葉原本店が固定店舗になり、2006(平成18)年12月には秋葉原のPCパーツ街に2号店「アキバテラス」をオープン。2008(平成20)年11月から期間限定で秋葉原駅前に「スターケバブ アキバ屋台村」を展開。2009(平成21)年、秋葉原中央通りに「スターケバブ フジヤマ」を、2011(平成23)年、「スターケバブ ホットサンド」を出店。現在は、秋葉原本店と2号店を営業していた。

 主力メニューはトルコのファストフード「ドネルケバブ」。特製調味料に漬け込んだ薄切り肉を串に刺して、牛脂や切り落とした牛肉を挟みながら積み上げて円柱形に整えた巨大な肉の塊を専用のグリル機で回転させながら焼き、焼き上がった部位をナイフでそぎ取る。このケバブを野菜とともにピタパンなどに挟み、オリジナルソースをかけて提供。イートインできる2号店ではケバブ丼やケバブカレーなども販売してきた。

 今ではケバブ店が乱立する秋葉原のケバブ店の先駆けで、秋葉原名物といわれている同店の閉店に驚きと閉店を惜しむ声が上がり、営業最終日には長い行列も見られた。同店を利用していた40代会社員男性は「早くてうまいケバブサンド。あの味を食べられなくなるのが寂しい」と話していた。

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