中間法人日本動画協会(千代田区外神田1)とNPO法人映像産業振興機構は11月1日より、作品投稿オンラインコミュニティー「Open Post」の運用を試験的に開始する。
「Open Post」は経済産業省の委託事業で、インターネット上にクリエーターの作品発表の場を提供するサイト。同サイトを通じて、クリエーター、コンテンツビジネス関係者のほか一般ユーザーが参加するオンラインコミュニティーを構成し、次代を担うクリエーターの発掘と育成を行うのが目的。同サイトでは、作品制作の際、「テーマ作家」の作品を素材として使用することができるのが特徴。クリエーターのオリジナル作品の登録も可能。
「テーマ作家」は手塚治虫氏で、手塚作品のキャラクターや、ストーリー、ロゴデザイン、美術設定などが素材として提供される。実施期間は2008年3月中旬までを予定。
同法人はサイト開設にあたり「『創る意欲』のある人がコンテンツ制作のインスピレーションを『テーマ作家』の作品から受け、新たなコンテンツを創作する環境を提供することで、クリエーターの新たな才能を発掘し、コンテンツビジネス関係者の協力のもと商業化、事業機会の創出を目指したい」としている。