電子入札購買システムの開発・販売を手がけるC2SR(千代田区外神田5)は、中国の清華大学系企業の清華紫光股分有限公司(以下、清華紫光)と電子購買システムの中国展開に向けた業務基本合意書を締結した。
今回の基本合意書はC2SRが電子入札購買システム「C2SR方式」を中国展開するのに先駆けて締結したもの。「C2SR方式」とは、C2SRが日本ユニシスと技術協力のもと開発した新型の電子入札購買システムで、「充実した機能」と低料金で現在、日本国内で民間企業や大学などで利用されている。C2SRは、中国の最高学府といわれている清華大学系の企業で、中国での電子分野の企業トップ100にもランクインしている清華紫光と提携し、同システムを中国国内の企業などに販売していく構え。販売開始は2008年4月前後を予定する。
今回、締結に至った経緯について、同社では「現在、中国で急速に進められている企業・団体の業務の制度化を背景に、購買業務の充実を図るために受け入れる団体・企業が多くあるとみたため」とコメントしている。