プレスリリース

【独自調査】求職者の5人に1人が外国籍、過半数が「国家資格保有者」! 若手9割の外国籍人材で“平均年齢51歳”の整備業界が変わる?【カーワク】

リリース発行企業:株式会社アプティ

情報提供:

自動車業界専門の求人サイト『カーワク』( https://carworkassist.com/ )を運営する株式会社アプティ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:井田秀明)は、2022年から2025年10月までの転職相談データ11,689件をもとに、自動車整備士における外国籍求職者の動向調査を実施しました。

 調査対象:当社『カーワク』2022年1月1日~2025年10月29日の転職相談データ11,689件


自動車業界専門の求人サイト『カーワク』

 
調査概要
平均年齢50歳超(※)とされる日本の自動車整備業界。人手不足の解決策として外国籍人材が注目されています。本調査では、求職者に占める外国籍比率、国家資格の有無、年齢、就労希望エリアを分析。その結果、外国籍求職者の比率は3年前と比べ約2倍、国家資格は過半数の51.5%が保有、年齢は39歳以下が9割にのぼることがわかりました。
 
(※)2024年度における、専・兼業整備工場で働く自動車整備士の平均年齢51.9歳。日本自動車整備振興会連合会『自動車整備白書 令和6年度版』より
調査結果のハイライト
1.市場動向…求職者のおよそ5人に1人が外国籍。3年間で比率は2倍へ急増
2.保有資格…5割以上が国家整備士資格を保有。
3.年齢構成…外国籍求職者の約9割が30代以下。高齢化す圏る業界の若返りに寄与
4.地域傾向…就労希望地は「関東」に集中。地方は外国人受け入れの課題も

本調査の詳細はこちら( https://carworkassist.com/column/76994.html )からもご確認いただけます。
調査結果詳細
1.外国籍求職者比率の推移

図1.外国籍求職者比率の推移(2022~2025年)


2022年と比べ、 2024年は外国籍の比率が 2倍以上に上昇(9.2% → 20.8%)。
およそ5人に1人が外国籍という結果になりました。
2025年は18%台と減少したものの、依然として外国籍整備士からの求人応募・転職相談は高水準を維持しています。

2.国家整備士資格の保有割合

図2.外国籍求職者における国家整備士資格の保有割合(2025年)

整備職を志望する外国籍求職者のうち、過半数が国家整備士資格を保有していることがわかりました(51.5%)。
転職市場においては、現場ですでに経験を積み、資格を取得している「即戦力層」も多いことがデータから読み取れます。

3.年齢層別データ


図3.年齢層別データ(2025年)

日本人の5人に1人が「50歳~65歳」であるのに対し、外国籍整備士は「29歳以下」が約55%を占め、9割近くが「39歳以下」ということがわかります。

4.就労希望エリア別データ

図4.就労希望エリア別データ(2025年)

外国籍整備士の就労希望エリアは、4割以上が「関東地方」に集中しています。
約8割が関東・近畿・中部の主要都市圏で、日本人と比べて都市部希望の傾向がみられます。
当社に寄せられた転職相談によると、地方は外国籍整備士にとって受け入れ環境や雇用機会が少ないなどの課題がみられます。また、元々は地方で就労していても「友人・知り合いのいる都市部へ行きたい」と転居を望むケースが多いことも、都市部へ集中する理由のひとつとなっています。
本調査から見る今後の展望
1. 外国籍整備士の「争奪戦」が本格化
本調査では、転職を希望する外国籍整備士の過半数が「有資格・即戦力」層であることが明らかになりました。当社に寄せられた転職相談においても、彼らは自身のスキルに見合った評価を求める傾向にあるため、従来の「安価な労働力」としての採用モデルは維持が困難になりつつあります。今後は、日本人整備士と同等の給与水準や労働環境の整備が、優秀な人材を確保する上での重要な要件になると考えられます。
2. 課題は「技術の壁」「言葉の壁」から「定着」へ
本調査で、外国籍求職者の過半数が「国家資格保有者」であったことから、一定の日本語能力や知識を持つ人材が増加していることが分かります。入社後の課題は「技術習得」から、いかに長く働いてもらうかという「職場定着」へと移りつつあります。
他社への流出を防ぎ、長期的な活躍を促すためには、現場スタッフの異文化理解の促進や、明確なキャリアパスの提示など、「この会社でなら長く活躍できる」というイメージを持たせることが求められます。
3. 地方整備工場の活路は「生活インフラ」の提供にあり
外国籍整備士の「主要都市圏」への一極集中が顕著な中、地方拠点が採用競争力を高めるためには、賃金以外の付加価値の提示が不可欠と考えられます。
実際に採用に成功している地方工場の事例では、家賃補助や社宅の完備、あるいは同国籍の先輩社員とのメンター制度など、「安心して生活できる基盤」をセットで提案できているケースが多く見られます。これらがエリアハンデを解消し、人材を呼び込むための有効な施策になると推察されます。


株式会社アプティでは、求人サイト『カーワク』を通じたマッチングにとどまらず、関連会社である株式会社アプティグローバル(https://upty-global.com/)とも連携し、外国籍人材の生活サポートや定着支援、受け入れ企業向けの環境整備コンサルティングを強化してまいります。
国籍を問わず、意欲ある整備士が技術を発揮し、業界全体の人手不足解消に寄与できるよう、今後も多角的な支援を展開してまいります。
『カーワク』について
『カーワク』は、2017年のサービス開始以来、自動車業界の人材不足解消を目指し、企業と求職者双方にとって価値のあるプラットフォーム作りを提供してきました。一社でも多くの企業が利用できるよう「掲載から採用まで完全無料」としており、これまでに多くの企業が費用をかけずに整備士や関連職の採用を成功させています。

サービス名 :カーワク
サービス開始:2017年
掲載求人件数:15,000件(2025年11月時点)
公式URL  :https://carworkassist.com/


自動車業界専門の求人サイト「カーワク」

 
『カーワク』3つの特長 

1.業界トップクラスの求人掲載数

自動車整備士をはじめ、鈑金塗装、営業、受付など、自動車アフターマーケット市場に携わる幅広い職種の求人情報を掲載しています。

2.完全無料の料金体系

登録から求人掲載、採用決定後まで費用は一切かからず、すべての企業・求職者が無料でご利用いただけます。
また、採用担当者の負担を軽減するため、求人票の代行作成にも対応しています。

3.業界特化型のサイト設計

「工具貸し出しあり」「マイカー・バイク通勤OK」「土日祝休み」など、整備士をはじめとした求職者が実際に希望する条件を検索項目に採用。
自動車業界に特化しているからこその機能で、企業と求職者の効率的なマッチングを実現しています。
会社概要
社名   株式会社アプティ
代表   代表取締役 井田秀明
本社   東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル7F
サイト  https://upty.jp/
創立   2009年2月
資本金  3億 8,000万円(関連会社含む)
社員数  230名
事業内容 1.自動車 / メカニック専門 総合人材サービス事業
     2.外国籍人材サービス事業(採用・教育・管理)
     3.HR tech / SaaS事業(産学連携)
     4.出張整備事業
     5.自動車用品製造・販売
     6.自動車整備工場向け環境整備事業

  • はてなブックマークに追加
デジハリ大
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース