プレスリリース

工場青カビ説を行政文書で検証 ― 大阪市側でも厚生労働省側でも因果関係を一次資料で最後までつなげられず、行政文書上、工場青カビ説は実質的に崩壊したと考えています

リリース発行企業:株式会社薫製倶楽部

情報提供:

令和8年8月5日、当社は厚生労働省から、行政文書開示決定通知書(厚生労働省発健生0706第5号、令和8年7月6日付)にもとづき開示された行政文書一式を受領しました。請求番号は開第228号、対象は令和6年3月以降の紅麹関連事案におけるPenicillium adametzioidesの同定および各種試験の実施に関し、Penicillium株の取得・調査・同定に係る厚生労働省保有の行政文書一切です。
■ 開示された文書
小林製薬の製造工場への立入検査結果、旅行命令簿・旅程表・旅費精算請求書、厚生労働行政推進調査事業費補助金による各種研究報告書、紅麹を含む健康食品による健康被害の原因物質特定に係る分析報告書の一部、第1回〜第5回「紅麹関連製品に係る事案の健康被害情報への対応に関するワーキンググループ」の資料・議事録、紅麹関連製品への対応に関する関係閣僚会合(第2回)資料など、計16ファイル・約548頁が開示されました。
■ 「作成又は取得した事実がなく、実際に保有していない」とされた記録
一方、下記の記録については、行政機関の保有する情報の公開に関する法律第9条第2項の規定により「事務処理上作成又は取得した事実はなく、実際に保有していない」との回答でした。
・厚生労働省と国立医薬品食品衛生研究所(国衛研)との間で交わされた協議記録(電子メールを含む)
・千葉大学真菌医学研究センター等の外部機関への標準株照会・入手に関する文書
・Penicillium adametzioidesの同定結果を公式に確認・承認した記録(令和6年9月18日公表資料の決裁文書を含む)
・同定に異議・懸念が示された場合の対応記録
・行政収去(食品衛生法第28条)の実施有無および実施しなかった場合の判断経緯を記録した文書
・小林製薬が自主的に提供した検体・データを受領した記録(提供日・内容・受領者)
・小林製薬関係者またはその関係者がワーキンググループの委員・参考人として参加した回の記録
・小林製薬との連絡・協議記録
・田中一成ら2024年論文(国衛研・小林製薬共著)の作成・公表に厚生労働省が関与した内容に関する記録、および利益相反の確認・管理に関する文書
■ 大阪市の開示文書とあわせた確認結果
当社はこれまで、大阪市保健所に対しても同種の情報公開請求を重ねてきました。大阪市の回答では、国(厚生労働省・国衛研)が公表した各資料記載の試験検体について「本市ではこれらの各資料に記載されている試験の検体に関与しておりません」(大大保第8639号)、判断者・判断根拠の記録がない(大大保第8220号)、資料3の当該記載は小林製薬の説明を踏まえたものであり独自に検証を行った記録はない(大大保第8290号)との回答を得ています。
今回の厚生労働省の回答とあわせると、Penicillium株の入手経路・同定の意思決定過程・小林製薬とのやり取りに関する記録が国側になく、大阪市側にも独自の検証記録がないという状態になります。当社が情報公開請求により確認できた範囲では、「工場の青カビ」を原因とする説について、その連続性を一次資料上で最後までたどることができませんでした。
■ 当社の受け止め
以上の行政文書に基づき、当社は、少なくとも行政文書上、工場青カビ説は実質的に崩壊したと考えています。
■ 述べていること・述べていないこと
・述べていること:厚生労働省および大阪市が開示した行政文書の範囲では、Penicillium株の入手・同定・意思決定に関する記録の存在を確認できなかったこと
・述べていないこと:「作成又は取得した事実がない」との回答は文書保有の有無に関するものであり、科学的知見一般の存否についての当社の判断ではありません。また、因果関係や違法性についての法的判断を述べるものでもありません
■ 直近1か月に当社が提出した主な書面
・令和8年8月22日:大阪市保健所長宛 再質問(回答期限8月27日)
・令和8年8月23日:大阪健康安全基盤研究所(大安研)宛 科学的疑義申立書(回答期限9月1日・2日)
・令和8年8月24日:大阪府知事宛 調査依頼書(回答期限9月30日)
・令和8年8月25日:文部科学省 研究不正告発窓口宛 調査要請書(回答期限9月11日)
■ 本リリースについて
・「作成又は取得した事実はなく、実際に保有していない」との回答は、行政機関における文書保有の有無に関する法令上の回答であり、科学的知見一般の存否を判断するものではありません
・本リリース中の評価・受け止めはすべて当社の見解であり、関係機関の見解を示すものではありません
・大阪市への情報公開請求と厚生労働省への情報公開請求は別個の手続であり、両者の間で国・地方公共団体間の連絡経路自体が存在しないことを意味するものではありません(例:健生食監発0326第6号)
・本リリースは、当社が情報公開請求により開示を受けた行政文書の記載内容を紹介するものであり、因果関係および法的責任の存否についての判断を示すものではありません
■ 会社概要
商号:株式会社薫製倶楽部
代表者:代表取締役 森 雅昭
所在地:〒701-0303 岡山県都窪郡早島町前潟611-1
事業内容:薫製食品の製造・販売
ブランド:倉敷ソーセージ
紅麹関連情報:https://kunsei.com/archives/category/benikoji
追記:LINE公式アカウントを開設しました
本日より、当社はLINE公式アカウントの運用を開始しました。紅麹文化の名誉回復を目的として、今後の情報公開請求の結果や行政文書の内容などについて、随時お知らせしてまいります。下記QRコードから友だち追加いただけます。