認定NPO法人東京盲ろう者友の会(東京都新宿区)は、視覚障害と聴覚障害を重複する「盲ろう者」への安心・安全な移動介助方法をまとめた冊子『新版 盲ろう者の移動介助 - 盲ろう者にとっての安心・安全な移動介助方法とは -』の発行・販売を開始いたしました。
本書は、盲ろう者一人ひとり異なるコミュニケーション方法や身体状況に寄り添った「個別性と多様性」を重視したガイドブックです。今回の改訂に伴い、誌面とYouTubeの解説動画が連動。テキストだけでは伝わりにくい実際の動きを、スマートフォン・タブレット等で簡単に確認できるようになりました。
盲ろう者福祉の関係者、通訳・介助者やガイドヘルパーを目指す方はもちろん、店舗スタッフや駅係員など公共サービスに携わる皆様にも、広く手にとっていただきたい一冊です。

新版 盲ろう者の移動介助「表紙」
新版 盲ろう者の移動介助「基本姿勢」
■ 背景
「盲ろう者」とは、視覚と聴覚の両方に障害のある人たちを指し、日本国内に約1万人存在すると推計されています。その状態は「全盲ろう」「全盲難聴」「弱視ろう」「弱視難聴」など多様であり、使用するコミュニケーション方法(触手話、指点字、手書き文字、音声など)も人それぞれです。
それらの多様性・個別性を踏まえ、東京盲ろう者友の会では、通訳・介助者派遣事業を利用する盲ろう者とその通訳・介助者への移動介助方法について観察調査および面接調査を実施。その調査結果をもとに、2008年に冊子「盲ろう者の移動介助」を発行、これまで1万部程度を頒布し、ご好評をいただいてきました。
■ 誌面とYouTube動画が連動!QRコードからすぐアクセス
今回、新版として発行することになった一番のポイントは、「技術が動画で見て学べる」ことです。
誌面の各ページに公式YouTube動画へのアクセスコード(QRコード)が印刷されており、スマートフォンやタブレットをかざすことで、東京盲ろう者友の会が制作した3〜5分程度の解説動画をいつでもどこでも視聴することができます。
【動画と合わせて学べる場面・内容】
・基本姿勢と平地の歩行
・狭い場所の通り方
・階段の上り下り
・エスカレーターの乗り降り
・電車の乗り降り
・切符の購入と自動改札
・盲ろう者への基本的配慮
・盲ろう者のコミュニケーション方法

動画「エスカレーターの乗り降り」
動画「電車の乗り降り」
■ 本書に掲載されている主な内容
盲ろう者とは:盲ろう者の人数、障害の状態・程度
心構え: 盲ろう者が主体的に移動できるようにするための配慮
移動介助の基本姿勢: 肘や肩、腕につかまる、手をつなぐ、触手話・指点字・手書き文字を受けながら歩く等の様々なスタイル
基本姿勢の変化: 狭い場所の通り方や、雨天時の傘差し歩行(4つの事例)
移動介助の事例(場面別): 階段、エスカレーター、電車、切符購入&改札、タクシー、バス、トイレ

新版 盲ろう者の移動介助「電車の乗降」
■ 書籍概要・販売について

書名: 『新版 盲ろう者の移動介助 - 盲ろう者にとっての安心・安全な移動介助方法とは -』
発行日: 2026年7月1日
発行: 認定NPO法人 東京盲ろう者友の会
著者: 前田晃秀(東京都盲ろう者支援センター長)
仕様: A5判、フルカラー、32ページ(YouTube動画連動QRコード付き)
販売価格:
1冊:660円(税込)
10冊以上のまとめ購入:1冊あたり500円(税込)に割引
【購入お手続き・ご注文方法】
公式サイト(https://www.tokyo-db.or.jp/about/document/)よりご注文ください。
■ 団体概要
団体名: 認定NPO法人 東京盲ろう者友の会
所在地: 〒162-0832 東京都新宿区岩戸町4番地 87ビルディング岩戸町2階
事業概要: 盲ろう者の自立と社会参加を促進することを目的として活動しています。東京都盲ろう者支援センターの運営、通訳・介助者の派遣・養成、相談支援などを行っています。
公式サイト: https://www.tokyo-db.or.jp
■ 本件に関するお問い合わせ先
認定NPO法人 東京盲ろう者友の会(担当:事務局)
TEL:03-6228-1282 (受付時間:平日 9:30〜17:00)
E-mail:tokyo-db@tokyo-db.or.jp