ラオックス(千代田区神田須田町2)は2月17日、同社の郊外型家電販売店舗の一部をノジマ(横浜市中区)に譲渡する方向で検討することに合意。基本合意書を締結したことを明らかにした。
同件は、経営再建中のラオックスが新設分割の方法により首都圏エリアを中心とした郊外型家電販売事業を行う会社を、新設分割設立会社として設立。設立した会社の全株式をノジマが取得することにより店舗を譲渡するもの。対象店舗は、郊外型店舗のうち15店舗を予定しているという。株券引渡し時期は4月中旬を予定する。
今回の譲渡について、ラオックスは「事業規模は縮小するが、当社の事業発祥の地である秋葉原地区での物販事業に専念し黒字化を図るとともに地歩を固め直し、反撃の機会をうかがう所存」としている。