単行本「オタクの逝き方-オレのコレクション死んだらどうなる?-」が10月15日、エックスワン(新宿区)から発売される。
同書は、膨大なコレクションを持つ「オタク層」が突然死亡した場合の「オタクのコレクション整理方法」と「オタクらしい遺言書作成方法」を中心に解説するもの。
パソコン内データの消去や故人のパソコンの取り扱い方、書籍や映像、フィギュア、カードほかコレクションの処分方法、遺言書の書き方などを紹介。このほか、ソフマップ 秋葉原買取センター担当・梶田さん、まんだらけ古川益三社長、トレーダー2号店買取チーフ・伊藤さん、リアルラブドールメーカー・オリエント工業へのインタビューや、ワイエムジーワン山家一繁社長が語る買い取り額を低くしない「痛車」製作の課題なども掲載。
同書広報担当者は「すでにオタク第一世代は50歳代に突入。膨大なコレクションを持つオタク層の死は、今後切実な問題となる恐れがある」と前置きし、「文化的に貴重なコレクションでも、価値の分からない遺族が粗大ゴミとして捨てる可能性があるほか、恥ずかしいコレクションが露見し、遺族が悲しい思いをしたり迷惑がかったりする恐れもある」と話す。
「現代社会ではパソコンや携帯電話は必需品だが、通常の遺言書作成本には、データの消去&保存方法、ネット銀行やネット株取引している場合、サイトやブログを公開をしている場合の対処方法に関しては、ほとんど触れられていない」とし、「本書では、オタクに限らず現代社会に生きる我々が、心おきなく逝けるように準備する方法を、わかりやすく解説している」とも。
価格は1,500円。