秋葉原に3月1日、「ノマド&コワーキングスペース『CSS Space』」(千代田区外神田3)がオープンした。
コミュニケーションに重点を置いているコワーキングスペースが多い中、仕事や作業に集中できる「ちゃんと仕事をする場所」をコンセプトにした同ノマド&コワーキングスペース。
モニターを置いても快適に作業ができる奥行き60センチのデスクを採用するほか、電源コンセント、無線LANの利用、PC作業に欠かせないモニターやキーボード、マウスなどの周辺機器をレンタルすることができる。併設しているシャワーの利用も可能だ。
利用者同士のコミュニケーション手段については、「コワーキングスペースとは言え仕事や作業をする場所で直接話しかけるのは、抵抗があったり敷居が高かったりと感じる方も多いのでは」との考えから、同施設のLAN内だけで利用できるチャットシステムを導入する。
同施設の広さは22坪で、席数はオープンエリア=6席(最大8席)、パーテーションで仕切られた集中エリア=8席、超集中エリア=2席。喫茶店などでノマドをしているフリーランス・SOHOや、営業で外回りが多い会社員、PCをメーンに使って仕事をしているウェブデザイナーやプログラマーなどをターゲットにする。
同施設を運営するのはラテール(外神田3)で、フリーランスとして活動していた平澤隆さん(underHat)とミヤケユキノリさん(NOCONCEPT)が同施設を運営するために会社を起こした。
平澤さんは、同施設の開設について「ここ数年コワーキングスペースは渋谷辺りを中心に増えているが、ボクたちが利用したいと思える『ちゃんと仕事ができそうう』なコワーキングスペースが無かったため立ち上げた」と話しているほか、「僕たちはフリーランスで活動していたため日頃は自宅作業が多く、他の人たちとの交流や出会いが少なかったことから、人との出会いの場を増やしたいという思いもある」という。
営業時間は平日10時~21時(運営者がいる場合は23時まで)。土曜・日曜・祝日はイベントやセミナーなどを不定期で開く。利用方法や利用料金は同施設公式サイトで確認できる。