秋葉原とつくばを結ぶつくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道(台東区)は6月3日、2013年度の営業実績を発表した。
通期営業8年目となる同年度の年間輸送人員は1億1717万人。1日当たりの旅客輸送人員は約32万4000人で、前年度から約1万8000人(5.9%)増加したほか、定期旅客輸送人員は21万4000人(前年度比で6.6%増)、定期外旅客輸送人員は11万人(同4.5%増)となった。
同社によると「景気動向や沿線の開発が堅調に進展したことなどにより、お客さまの利用も堅調に推移した」という。
併せて、決算も公開。営業収益は旅客輸送人員の増加に加えて、消費税率の引き上げに伴う定期券などの先買いにより398億9,400万円(前年度比5.3%増)に。一方、電力単価上昇による動力費・水道光熱費の増加や経年による修繕費・固定資産除却費の増加などから、営業費は350億4,900万円(同2.6%増)。
これにより、営業利益は前年度から11億900万円(29.7%)増の48億4,500万円。経常利益は同7億3,500万円(24.7%)増の37億1,100万円、当期純利益は同4億2,600万円(13.8%)増の35億1,900万円に。
結果、開業前から生じている累積損失は131億600万円に減少した。