秋葉原を実証実験場としたプロジェクトの推進協議会が設立

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 3月14日、秋葉原を先端技術のテストベット、テストマーケットと位置づけ、それを通じて次世代技術を活用した新事業・サービスの開発、支援を行なう「秋葉原先端技術実証フィールド推進協議会」が設立した。

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 同協議会の目的は、NPO法人産学連携推進機構が推進している「秋葉原先端技術テーマパーク構想」のサービス事業の1つである秋葉原を実証フィールド(テストベット/テストマーケット)として常設的に利用可能にする事業を行い、先端技術の事業化をより効率的・効果的に推進することにあるという。

 設立の背景には、先端技術を基盤とした産業活性化の推進が図られる昨今、技術の製品・サービスへの実装、製品・サービスの事業化に至らないという問題があげられ、それを解決するにはリアルな場で、技術を確かめてみる・試してみる(=テストベッド)、顧客の反応をみる・探る(=テストマーケティング)などが有効にも関わらず、現在の日本には、そうした実証をリアルな街でいつでも試せる場がないということが挙げられる。

 同協議会によると秋葉原は、物理的サイズ、アクセスの容易性、街並みの適度な複雑性、企業や大学等の研究者との馴染具合、地元関係者の理解度など、従来から科学技術への親和性が極めて高いことから「テストベット」として極めて適していると同時に、様々な人々が行き交い、科学技術に目の肥えた人々が集客・交流する場であり、テストマーケットとして各種の試みを実施するのに最適な街としている。

 今後同協議会は同協議会参加会員への実証提案の企画などの「プロデュース」と、実証に関する各種調整などの「コーディネーション」、実証提案の審査・採択などの「オーソライゼーション」の3軸を主な活動内容として予定している。

秋葉原先端技術テーマパーク

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